ベトナム、ダラット最高! その3
2026-07-26

今回、3回目となるダラット滞在で、一人旅をされている女性と知り合いました。その方は大学教授を定年退職された後、ご自身で研究所を設立し、現在も研究活動を続けていらっしゃいます。専門は量子化学とのことでした。私には遠い世界の学問で、専門的なお話はほとんど理解できませんでしたが、ダラットという街の素晴らしさについては、お互い何度もうなずき合いました。今回同行した友人も、アジア各国を100回以上旅してきたそうですが、「これほど素晴らしい街は初めてだ」と何度も口にしていました。こうして、ダラットを愛する仲間が少しずつ増えてきました。
 
ただ、良いことばかりを書いていては公平ではありません。気になったことを一つ挙げるとすれば、不動産価格です。生活費や食費は比較的安い一方で、不動産価格は日本と変わらないほど高いと感じました。私の友人の中には、アメリカで起業して成功した人が何人もいますが、事業で財産を築いた人よりも、不動産投資で大きな資産を得た人のほうが多いようです。
 
私は、そのことに少し複雑な思いを抱いています。なぜなら、現在のアメリカでは、中流階級だった人たちが住宅ローンを支払えなくなり、住まいを失ってホームレスになるケースが少なくないからです。
 
私は、ダラットにはそんな街になってほしくありません。経済が発展することは素晴らしいことです。しかし、「今だけ、自分だけが良ければいい」という価値観が広がれば、社会はいつか大きなひずみを抱えることになります。